賃貸住宅に住んだことのない人は、共益費といわれてもピンとこない人も多いことでしょう。
ですが、賃貸住宅に住んだ人がある人でも、管理費との違いを説明できる人は少ないものです。
この二つはどのような違いがあるのでしょうか。
まず共益費とは、マンションには他人と共用する部分があります。
例えば階段であったりエレベータやエントランスホールなどがそれに該当します。
ですが、自分の部屋は共用部ではありません。
共用部も建物の一部ですから、修繕等を施さなければ必ず劣化する運命にあります。
共益費とはその共用部の修繕費に充てられる費用なのです。
一方で管理費は、建物の共用部以外の修繕等に充てられるものになります。
マンションには管理費や修繕積立金などがかかります。
もちろん分譲のほうであって、賃貸住宅にはかかりません。
ですが、大規模で一見すると頑丈そうに見えるマンションであっても、必ず劣化する運命にあるのはどの建物でも変わりません。
人が住む以上はきれいに安心で安全に住みたいものです。
そのために管理費や共益費を徴収するのです。
確かに負担になることは言うまでもありませんが、長く建物を使用していくためには、仕方のない費用といえるのではないでしょうか。